「私は一人では生きられない」~SOKOAGE CAMP 14期~ (中)
SOKOAGE CAMP 振り返りの中編です。
最初、気仙沼駅に着いたとき、とてつもない緊張に襲われていました。
知らない人しかいない場に行くのはいつ以来だろうか...
一体この人たちに何を話せばいいのだろうか。
実のところを言えば、一ノ関駅から何人かは同じで、「あ、この人CAMPに行くんだな」ってのはわかっていたんですけど
(みんな大きなキャリー持ってるからね)
まず間違いなく話せるわけもなく...
あんなに緊張したのって、早稲田を受験した時以来かな、と
ただ、CAMPって不思議な場で、だんだんみんな自分の抱えている苦しみ・悩みを話せるようになってきて。
その要因は?って聞かれてもわからない。
けれども、安心・落ち着ける・話せる・笑える・泣ける...そんな場が、いつしか勝手にできていたと思います。
自分だけでなく、みんな緊張していたけど、4日目以降はみんな話せるようになって
居心地のいい空間ができあがってた。
そんな中で、自分は自己開示が最後までできなかった。
いや、痛恨も痛恨ですよ。他人と話したい、自分の悩みを聞いてほしいって気仙沼まで行ったのに、CAMPのメンバーにはあまり(0ではないですが)話すことができなかった。
結局、気仙沼の家に戻ってから、みんなが晩御飯作っている横であつさんに号泣しながら話したり、夜中2時半まであやかさんに付き合ってもらったり。
なんで話せなかったんだろうか。
「みんなも今向き合ってるから迷惑かな」「自分の悩みってまとまってないし、うまく伝えられるのかな」という不安があったのか、それとも「自分の大切なところが否定されるかもしれない」という恐怖があったのか。
決してあのメンバーを信頼していないわけではないんだけど、誰にも話せず。
仕方ないから自分で「今何がつらいのかな」「今後どうしたらなりたい自分になれるんだろう」って考えていたけどまとまらず...
最終的にはあつさんとあやかさんが助けてくれたから何とか形になったけど、そうじゃなかったら...と考えるとぞっとします。
そう、自分は一人では生きられないんですよ。
誰かに自分の気持ちを話し、整理することなしに、自分は自分のことがわからない。
それを改めて実感しました。
自分にもっと素直に、人にもっとわがままになれたら
自分のために時間を使えたら...
そんなことを思わずにはいられない時間でした。
だから、これから、今までより、助けを求めるようになると思う。
不器用なりに、精いっぱい生きる。
その時は、どうか受け止めてやってください。
--泣いてる人のために
僕もどこかで
何も気付かず
そっと涙流したい