「人生そんなに楽じゃない」~SOKOAGE CAMP 事後研修~
「気仙沼ってどうだった?」と帰ってきてからたくさんの人に尋ねられた。
自分の中では、あの感覚ってうまく言語化することができなくて。
心地いいような。幸せなような。
今日、また、その気持ちを感じてきました。
オリセンで行った事後研修会。
4年前、新しい自分に出会い、そして苦しむきっかけとなった場所。
正直、あまりいい思い出はない。
気仙沼に行くことになったきっかけでもある。
あの1週間を終えて、確実に変わったことがある。
「やりたいことをやっている自分を肯定すること」
これが多少なりともできるようになった。
何気なくベッドで動けない時間。
その時間を自分は欲しているのだと気づいた。
趣味を楽しむ自分を肯定できるようになった。
多少なりとも、自分は楽になったのかもしれない...
でも、本当にそうかな?とも思う。
この一か月で、自分の軸を見失いかけている。
教育に対する、「人と関わること」に対する、不安、迷い。
恐怖。
本当に自分の進むべき道はこれでいいのか、という悩み。
あれ、自分がしたいことってなんだっけ...?
今まであったはずの、将来像が崩れていく。
何かとうまくいかないことが多かった。
バイトも、自分がやりたいことをやりたいようにやれている面もあるけど。
「組織」「企業」であることの窮屈さ、息苦しさを感じるようになった。
生徒たちに接するときも、自分の言動に怯えるようになった。
「この一言が、目の前の相手の何かを壊すのではないか」と。
「今、自分がやりたいこと」に従って生きていたいのに。
「やらなきゃいけないこと」「考えなければならないこと」に追い詰められ。
中途半端に将来を考え、苦しむ。
人の上に立ちたがる醜い自分。
自分より「すごい人」の欠点を探し、自らの安寧を守ろうとする。
自分より「すごくない人」のいい点を探し、善い人ぶる。
そして、結局何も自分で変えようとしない、自分。
まじで、これからどうやって生きていくんですか。
何より、自分をさらけ出せない自分がいる。
事後研修の2時間でさえ、当たり障りのないことを言っていた。
話す相手もおらず、いても自分のことを包み隠して。
あの時。私は、あつさんとあやかさんに半強制的に自分のことを話す時間を与えられた。
その大切さに、気づかされた。
結局、人生そんなに簡単に楽にはならないよなぁって。
自分の親って、幸せだと思う。
中学生のころから志していた建築の世界で働き。
自立してある程度自由にお金を稼ぎ。
年に数回家族旅行に行き。
もうなんだろ。彼女といることが幸せなのかもしれない。
もう学生代表なんて放り出して。
何もしないで。バイトと勉強に明け暮れて。
そうやって普通の大学生に戻ったほうが楽なのかもしれない。
普通に就職して。昭和のレガシーにすがって。
家に帰ったら大好きな人に会える。
そんな生活が自分の望むものなのかもしれない。
少し、前に進むことにつかれた。
でも、そんな自分を、自分は決して許せないだろう。
いろんな人と比較して「自分はダメだ」って思いこむんだろう。
んー、どうしたらいいんだ...
勇気がいることだけど、まずは、自分をさらけ出せるようになりたい。
今自分が何に苦しみ、どう思っているのか、誰かに伝えたい。
そう思った事後研修でした。
でも、久々にみんなに会えて楽しかったなぁ..
また会いたい。会って、普通に話がしたい!
朝、散歩した大さん橋